作品と作者
ちびまる子ちゃん
全国的に人気のあるアニメ「ちびまる子ちゃん」の作者 さくらももこ先生について機会があり調べてみました。
テレビで毎週放映されていて、とても人気のあるアニメでテレビの視聴率はとても高くあの「サザエさん」を抜くほどです。
話の内容は、静岡県清水市に住む小学校3年生のちびまる子という女の子の昭和50年頃の時代背景の中での日常をほのぼのと描いたストーリーです。
番組のエンディングテーマである「踊るポンポコリン」も大ヒットし、ピーヒャラピーヒャラ踊るポンポリンなど聞いた事がある方も多いと思います。
作詞:さくらももこ、作曲・編曲:織田哲郎
さくらももこ
ちびまる子ちゃんの作者は、ペンネーム【さくらももこ】さんと言って、本名は非公開となっています。
ちびまる子ちゃんの本名も【さくらももこ】でニックネームが【まる子】です。
昭和40年5月8日生まれ、血液型:A型、身長:158cm、一男の母親、静岡県清水市生まれでご実家は、新富町で青果店を営んでいました。(現在は、閉店して都内に引越ししたようです。)
入江小学校、清水第8中学校、清水西高校、静岡英和短大の学歴で、高校時代から漫画を描いていたようです。
1983年9月に「きらきら絵日記」で「りぼん漫画スクール」に入選し、短大時代(1984年頃)に「りぼんオリジナル秋号」に掲載した、学校の先生を描いた「教えてやるんだありがたく思え!」でデビュー。
短大を卒業後、都内で就職しましたが、漫画と仕事の両立が出来なかったようで、約2ヶ月で退職。1986年の「りぼん」で「ちびまる子ちゃん」の連載をはじめました。1989年6月頃に「ちびまる子ちゃん」で漫画賞を受賞し、「ちびまる子ちゃん」のテレビ放映がはじまりました。
しかし、さくらももこ先生は、平成30年8月15日午後8時29分、乳がんのため永眠いたしました。(享年53)
Wikipediaなどを見るとちびまる子ちゃんは、「自身の少女時代をモデルとした代表作のコミック」っとなっていますが、生前の本人いわく自身の少女時代をモデルにしたのではなく、自身の少女時代を良い風に創作した作品なのだと語っていたそうです。
作品の中に出てくる時代背景や店舗名や看板などは、実際に近いらしいのですがおじいさん(友蔵)などは、かなり実際と性格が違っていたようです。
さくら ももこ先生の多彩な才能
漫画家
漫画家として、「ちびまる子ちゃん」や「コジコジ」や「永沢君」など多くの漫画を描いている。
さくらももこ劇場 コジコジ 第1話
エッセイ
エッセイも人気で「もものかんずめ」や「たいのおかしら」や「さくら日和」など数多くのヒット作があります。エッセイの分野でも著名人です。
作詞家
作詞家としても数々のヒット曲があり、えっ!あの歌の作詞は、さくら ももこ先生だったの?と驚く曲もあります。
B.B.クィーンズ 「おどるポンポコリン」
西城秀樹 「走れ正直者」
高橋由美子 「だいすき」
たま 「あっけにとられた時のうた」
ManaKana 「ちびまる子音頭」
坂本冬美 with M2 「花はただ咲く」
ピエール瀧 「まるちゃんの静岡音頭」
和田アキ子 「すばらしき人よ」
ウルフルズ 「おーい!!」
辛島美登里 「火曜日の昼」
などなどその他多くの曲の作詞をしています。
桑田佳祐 「100万年の幸せ!!」<作詞: さくらももこ 作曲:桑田佳祐>
詩集
「まるむし帳」などの作品があります。
雑誌・ムック本
「富士山」(さくらももこが編集長となり、「日本一の雑誌」と称して出版された。)
「おめでとう」デビュー30周年を記念し発売。
翻訳
「スヌーピーブックス」シリーズ
絵本・ドラマ脚本
さくらももこランド・谷口六三商店(TBS系列のドラマ・脚本)
おばけの手(さくらももこ・さくらめろん 絵本+エッセイ)
ももこのファンタジック・ワールド コジコジ(絵本)
谷口六三商店
ラジオ
さくらももこのオールナイトニッポン
ももこのおしゃべりチャンネル
日本放送の「さくらももこのオールナイトニッポン」というラジオ番組の中で、ちびまる子ちゃんの声優のTARAKO(たらこ)さんが出演の時がありましたが、声もしゃべり方も瓜二つなぐらいそっくり過ぎて、どっちがどっちか分からないほど似ています。
さくらももこのオールナイトニッポン最終回(TARAKO・イルカと声そっくりな音源)
さくらももこ先生と声優 TARAKOさんと歌手 イルカさんと三人でしゃべっていても、誰が誰だか分からない。
その他
たくさんの事をやっているので、書ききれません。
さくらももこ先生が顔写真や本名を非公開にしていた理由
さくらももこ先生は、生前にある番組で非公開について質問された時に「顔を第三者に知られる事は煩わしく、かといってどこかで会った第三者から声を掛けられても挨拶しない事は、相手を傷つける」という理由からだと語ったそうです。
さくらももこ先生は、一男の母親ですがご自身のお子さんにちびまる子ちゃんの作者でる事を大きくなるまで秘密にしていたそうです。
自身がさくらももこである事を秘密にし、お子さんが謙虚に育ちますように・・という想いで子育てをされてきたようです。
周りの人達への気遣いや母親としての想いなどさくらももこ先生の人柄なのだと思います。
また、ちびまる子ちゃんの主役もさくらももこで先生のペンネームもさくらももこであり、自身の少女時代をモデルにしているので、作者本人のイメージとマンガのちびまる子ちゃんのイメージとに変な先入観やイメージを持たれたくなかったとも言っていたようです。
(ちびまる子ちゃんが大きくなって大人になったら、作者になるんだーなどの先入観やイメージ)